マミートラックって何だ!?

私のこと

全然知らなかったのですが、マミートラックという言葉、ご存知ですか?

子供を産んだことでバリバリと働くことが出来ずルーティンワークに追いやられるみたいな?(ざっくりとした性格なのでこの程度の理解…)
私は元々バリバリのキャリアウーマンではないので、この言葉にへぇ〜くらいの感情しかないのですが、それでも、子どもがいるから残業できないとか、いつでも休める体制をという、保険をかけまくる仕事のやり方になんだかなぁって思ってしまうモヤモヤ感はあります。

子どもがそろそろ受験生になる母親として、脱マミートラックを頑張ってる方にお伝えしたいのは、実際のところ、マミートラック悪くないよ!ということ。

保育園、小学校のうちは、預け先に仕事終わりに猛ダッシュで行けば、あとは連れて帰るだけ。
こーやってあーやってと段取りが組めますが、大きくなると子供自身に自我が芽生えて勝手に動き出すんですよね。
小学校のうちは先生方の手厚いフォローで、学校のことも手に取るようにわかってたのに、中学生になると保護者向けのお便りほぼ来ない!
勉強内容も難しくなるし、私が子供の頃に比べて宿題多いし、残って係の仕事やったりなんかでいつ帰ってくるか読めないから段取りが数パターン必要で、プランbどころではない。

中学生になって、初めは分からないところを教えたり、テスト対策に付き合ってあげたりしましたが、無理ー!
親が勉強を教えるというのは、親子喧嘩の火種でしかないです。
沢山喧嘩しました。

暇を持て余すだろうと夏期講習に参加させた時は、送迎とか、ご飯の用意とか、忙しくて目がまわりそうでした。
とてもストレスフル。
反抗期な子どもは、お母さん大変でしょ?とかお手伝いをしてくれることは無いの忘れてました(笑)

子育てで大変なのはふにゃふにゃの赤ちゃんの頃はもちろんですが、個人的には中学高校もかなと思います。
まだ未熟なので勝手なことやって自滅したり、そしてそのフォローが大変だったり。
友達と喧嘩したり仲間外れにされたりなんかして、不登校の危機もありました。
我が家では語り合う時間が増えました。

そんな時に、バリバリ仕事してると対応が難しいかなと思うのです。
そもそも休み慣れていないし、そんな時に大切な仕事抱えてたりするんですよ。

今、思うことは、子どもが子供でいられる期間っていうのはとても短いということです。
親として、子育てで経験できることはその時その時のほんの一瞬です。
その時期に、子育てに専念していいよと言って貰えるのはすごくすごくありがたいことだと思います。
数年後にその子の今を取り戻すことはできないんです!
今の年齢の子どもさんに接することができるのは今のあなただけです。

仕事に関しても、ルーティンワークだって結構大事な仕事だし、帰宅後の余力を残せる仕事環境を手に入れておけば、スキルアップのための勉強に時間も割けるし、私の感想としては、人として豊かになれる時間でした。
まぁ、その代わりシングルの我が家は金銭的にはとても苦労しました(今もまだしんどいです)
でも、お金が無いから家でお菓子を一緒に作ったことも、お出かけの時に予算を子供に伝えて2人で考えながら楽しんだことも、我慢している分クリスマスを頑張ったことも、とても楽しかった、嬉しかったと言ってくれています。

うちは大丈夫、全然やれる!という方も、もちろんいらっしゃると思いますので、これが絶対とは言えません。
でも、子どもの心が健康に育つことは何にも代えがたい大事なものだから、私の場合は今の働き方で十分なんだと思っています。

今年の春に、大学時代の恩師に会いに行った時に言われてすごく響いた言葉があるのでここでご紹介しておきます。

今できる最善を尽くすことを忘れてはいけません。
思い通りにならなくて、もう嫌だと投げやりになりたくなることもあるけれど、それでもその時に自分自身ができる最善を尽くしてきたら、私は思ってもみないようなチャンスを掴むことが出来ました。
だから、あなたも今を大切に、今できる最善を尽くしなさい。

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